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30分前までとなります。

予防歯科

Preventive

予防歯科とは

良い口腔環境を無理せず維持する事を目的として
治療やレクチャーを行います。

毎日のお口のケアが不十分で食生活も乱れていると、虫歯や歯周病になりやすい状態となってしまいます。そうならないように、ケア方法を一緒に学んでいただき、定期検診によってリスクの高い箇所を見つけて早めに予防を行うのが当院の大きな役目です。
当院では、治療終了後に3か月ごとの検診から始め、徐々に間隔を空けていきながら、患者さまのお口の健康をサポートしています。検診の他に、PMTCやフッ素塗布、シーラントなどの処置を行っています。
PMTCは歯面清掃や歯科衛生士が専用の機器を使って行うクリーニングです。ある程度であれば着色汚れも落とすことができ、歯面が滑らかになります。その他に、よりこだわりたいという方は自由診療にはなりますがホワイトニングという治療もございます。
フッ素塗布には、歯のエナメル質の強化、再石灰化、虫歯菌の活動抑制といった働きがあります。再石灰化とは、歯のエナメル質を修復し、再び硬い状態にすることです。乳歯や象牙質が露出している場合によく作用します。
シーラントは奥歯の噛み合わせの面にレジンを埋め込む方法です。物理的に汚れが溜まらない状態を作ることで、奥歯に虫歯ができるのを防ぎます。
その他にもキシリトールガムの噛み方や、虫歯ではないのに歯が溶けてしまう病気など、日常での歯に関する注意点や予防法についてもお話ししています。
当院の診療方針でもある無理なく良好な口腔環境を維持できるよう、当院が患者さまをしっかりサポートします。

診療方針

予防歯科の重要性

予防歯科とは、虫歯になってから治療を行うのではなく、虫歯や歯周病を未然に防ぐことを目的とした歯科医療です。
定期的な検診や生活習慣のアドバイス、日々のセルフケア、そして歯科医院での専門的なクリーニングなど、さまざまな方法を通じて歯の健康を維持していきます。

「歯が痛くなったら歯科医院に行く」と考えている方も多いですが、実際には痛みが出た時点で虫歯や歯周病がかなり進行していることもあります。さらに、痛みがなくても他の箇所に虫歯が見つかることもあり、思っている以上に問題が広がっているケースも少なくありません。

一度虫歯になり歯を削ってしまうと、元の歯は戻ってきません。代わりに人工の詰め物や被せ物で補うことになりますが、天然の歯に勝る強さや機能性を持つものはありません。
だからこそ、虫歯をつくらず、歯を削らずに済むよう予防することが最も望ましいのです。

定期健診を受けましょう

定期検診を受ける最大のメリットは、虫歯や歯周病などの早期発見・早期治療が可能になることです。
早い段階で治療を始めることで、完治までの期間が短くなり、治療にかかる時間や費用も抑えられます。その結果、患者さまの身体的・経済的な負担も軽減されます。

さらに、定期検診では歯の状態チェックに加えて、歯磨きの仕方やケア方法のアドバイスも受けられます。ブラッシングの精度が上がり、磨き残しが減ることで、より清潔な口腔環境を維持しやすくなります。その結果、虫歯や歯周病になりにくい状態が続き、日々のケアにも前向きに取り組めるようになるでしょう。

また、加齢や生活環境の変化に伴う口腔内の変化に対して、適切なアドバイスを受けられるのも定期検診の大きな役割です。

「特に困っていないのに歯科を受診するのは面倒」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、歯の健康を長く保つためには、何も問題がないときこそ定期検診を受けておくことが大切です。

咬筋ボツリヌス治療

歯ぎしり・食いしばり・顎関節症でお悩みのあなたに

咬筋ボツリヌス治療は、咬むときに使う「咬筋」にボツリヌストキシン由来のたんぱく質を注射して、硬くなった筋肉をほぐす治療です。エラの張りの改善や食いしばりによる不快感の軽減に役立ち、顎関節症のケアにも効果が期待できます。

こんな方はご相談ください

    • 顎関節症(顎が鳴る・口が大きく開かない
      ・顎が痛む)を解消したい
    • 就寝中の歯ぎしりが気になる
    • 歯ぎしりで歯がすり減っていると指摘された
    • 食いしばりによる歯の詰め物が取れた
    • 食いしばりで肩がこる・頭痛がひどい
    • ガミースマイルを改善したい
    • 口角を自然に上げたい

もし一つでも当てはまる方は、ぜひ当院にご相談ください。

咬筋について

咬筋とは

咬筋は、下顎のエラ部分に位置する咀嚼筋の一種で、食事の際の咀嚼運動において重要な役割を担います。この筋肉が過剰に発達した状態を「咬筋肥大」と言います。

咬筋肥大とは

咬筋肥大とは、食べ物を噛むときに使う「咬筋」という筋肉が、必要以上に発達してしまった状態のことをいいます。咬筋はエラの部分に位置し、私たちが日常的に食事をするうえで欠かせない筋肉です。
しかし、食いしばりや歯ぎしり、噛みしめる癖などが続くと筋肉が過剰に発達し、エラが張って見えたり、顎まわりの疲れや痛みを引き起こすことがあります。このような状態を「咬筋肥大」と呼びます。

あなたも当てはまるかも

咬筋肥大のセルフチェック

  • ①力を抜いて、えらの部分に手を当てます。
  • ②奥歯でグッと強く噛みしめます。
    (2~3回繰り返してみてください。)
  • ③噛みしめて動く筋肉が咬筋です。
  • ④噛みしめた咬筋が硬い(強い)と感じたら、ご相談ください。

また、次の治療を受けたことがある方は、咬筋力のチェックをおすすめします。

  • セラミック

  • 補綴物

  • インプラント

  • 神経治療

  • 知覚過敏

  • 顎関節症

当院の咬筋ボツリヌス治療

当院の咬筋ボツリヌス治療は、噛むときに使う「咬筋」にボツリヌストキシン由来のたんぱく質を注射し、緊張した筋肉をやさしくほぐす治療です。
エラの張りを和らげてフェイスラインをすっきり見せるだけでなく、食いしばりや歯ぎしりによる顎の痛み・だるさの改善にも効果が期待できます。
安全性に配慮し、患者さま一人ひとりの症状に合わせて丁寧に施術を行っています。

治療回数 1~3回(個人差があります)
治療期間 3~6ヶ月(個人差があります)
料金(税込) 1回目 33,000円/2回目以降 27,500円
デメリット・副作用
  • 一時的に注射箇所が腫れることがある
  • まれに固いものを噛みにくくなる

ボツリヌスの未承認機器の使用について

  • 未承認医薬品等であることの明示:ボツリヌス菌(ボトックスのジェネリック医薬品)は、国内未承認の医薬品です。
  • 入手経路等の明示:当院では、医師の判断に基づき、海外の医薬品メーカーから適正な手続きを経て輸入した製剤を使用しております。輸入に際しては、安全性と品質を確認した上で、適切な輸入ルートを遵守しています。
  • 国内の承認医薬品等の有無の明示:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品として、アラガン社のボトックスビスタがあります。
  • 諸外国における安全性等に係る情報の明示:KFDA(韓国食品医薬品安全庁)では、2009年3月13日に認可されており、21ヶ国で使用実績のある医薬品です。

定期健診

何も問題の無い方も、
治療して綺麗になった方も。

痛みを感じたり、冷たいものが歯にしみたりしてからの来院では、どうしても歯を削ったりして治療する必要が出てくるので、そもそもむし歯や歯周病にならないように予防したり、早期に発見して早期治療を行う必要があります。
歯科医や歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアを受けていただき、きっちりと健診を受けていただく事で、いつまでも健康な口腔環境を維持し、100歳になっても自分の歯で食事が出来る状態を目指してください。

定期健診でチェックする内容

歯の状態

主に虫歯になっていないか(ごく初期の歯の酸喰)変化等をチェックします。

歯茎(歯肉)の状態

歯肉の出血や腫れの有無や、歯と歯肉の間にある歯周ポケットの炎症が無いかなどをチェックします。

その他のチェック

舌や粘膜、かみ合わせなども定期的にチェックします。

定期健診で行うケア

スケーリング

スケーリングとは、歯の表面に付着した歯石を専用の器具を使って取り除く処置です。
歯石(スケール)には無数の微細な穴があり、その中には歯周病菌をはじめとするさまざまな細菌が棲みついています。そのため、歯石がたまるほど歯周病を引き起こすリスクが高まり、症状が悪化しやすくなります。

毎日のブラッシングは歯石の付着を防ぐうえで非常に大切ですが、一度できてしまった歯石は、歯磨きでは取り除けません。
このため、歯科医院で定期的にスケーリングを受けることが、歯周病の予防・早期治療に直結する重要なポイントとなります。

PMTC・パウダークリーニング

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)とは、歯科医院で専門のスタッフが専用の機器を用いて行う、徹底した歯面清掃のことを指します。
フッ化物入りの研磨剤や専用のブラシ、器具を使用し、日常の歯磨きでは取り除ききれない歯石やプラーク(歯垢)をすみずみまで除去・研磨します。これにより、虫歯や歯周病になりにくい清潔な口腔環境を整えることができます。

さらに近年では、「パウダークリーニング」と呼ばれる微細な粒子を水と一緒に吹き付けて汚れを落とす方法も導入されています。歯面への負担が少なく、着色汚れやバイオフィルムの除去にも高い効果を発揮します。

定期的なPMTCは、予防歯科の重要な一環として、健康な歯と歯ぐきを維持するために非常に有効です。

フッ素塗布

比較的高濃度のフッ化物を含む溶液やジェルを、歯科医師や歯科衛生士が歯の表面に塗布する処置です。
この方法は、3歳頃からの乳歯の虫歯予防として効果的であり、成人では特に歯ぐきが下がって露出した根面の虫歯(根面う蝕)の予防にも用いられています。

また、矯正治療中の方や、お薬の影響で唾液の分泌が減少している方など、虫歯のリスクが高い方に対しては、定期的なフッ化物塗布を行うことで虫歯の発生を防いでいます。

シーラント

シーラントとは、奥歯の細かい溝にプラスチック樹脂の一種を流し込んで埋めることで、虫歯を予防する処置です。
この方法は、特に汚れがたまりやすく虫歯になりやすい奥歯の溝をカバーすることで、食べかすや細菌の侵入を防ぎます。
専門的には「小窩裂溝填塞(しょうかれっこうてんそく)」とも呼ばれ、子どもの虫歯予防に効果的な方法として広く用いられています。

歯科衛生士からのレクチャー

当院では、歯科医師だけでなく、歯科衛生士もオーラルケアの専門インストラクターとして、患者さま一人ひとりに合わせたセルフケア方法を丁寧にご指導いたします。
また、当院の歯科衛生士は全員、高倍率の拡大鏡を使用しており、患者さまの歯の形状や口腔内の状態を詳しく確認したうえで、最適なケア方法をわかりやすくご説明いたします。